この記事の対象読者

以下に該当する人です。

  • 食べるには困らない程度には本業の収入がある
  • 新しいビジネスを低リスクで楽しくはじめたい人

専門職のフリーランスに限らず、一般事務職で務めている人にとっても副業禁止の会社であれば対象になります。

なお、この記事で扱う「副業」は、主に自分で新しくビジネスを作るタイプの物なので、アルバイト的な副業、懸賞サイト等に応募しまくる内職タイプの副業、FXなどの投機的な副業は対象にしてません。

また、やむを得ず「副業」という言葉を使ってますが、個人的にこの言葉に含まれる、本業の保険の片手間業務っぽく感じる空気がちょっと嫌だなと感じてます。リスクは少なめにしてますが、良いサービスにするために精一杯の事はやってる事だけは理解いただけると幸いです。
かと言って「サイドビジネス」と言っちゃうと、ちょっと胡散臭い雰囲気が出て来る気がするし(笑)

つまり、ぼやっと「新しいビジネスを起業」的な意味合いで「副業」と受け取っていただければと思います。 また、できれば「お前の条件だから上手く行ったんだろ」と切り捨てずに「自分に配られたカードならどうだろう」と考えながら読んでいただけると、ヒントになる点もあるはずです。

僕がはじめたサービス
「タスク管理パートナー」

タスク管理パートナータスク管理パートナー」は2015年末からひっそりとはじめたサービスです。

Todoist等のサービスを利用してWeb共有したタスクリストの進捗をタスク管理パートナーにチェックしてもらい、毎日のスカイプ通話でその事について話しながらタスク作りと管理のサポートを行うサービスです。詳しくはサイトの方へどうぞ。

メインとなる通話サービスは、大阪梅田のコワーキング図書館「BizLibrary(ビズライブラリ)」とその代表の福岡さんが行っています。僕自身はサービスの企画設計と運営、宣伝面の裏方で動いています。

利用ユーザー全般に共通するのは「自己管理が苦手 & 自分を管理してくれる人がいない人」であること。つまり僕のためのサービスです(笑)

僕の様なフリーランスの他、会社経営者や管理職、教職や研究に携わる方にも利用いただいてます。
ひと月5万円と、決して誰もが気軽に出せる金額のサービスではないけど、それ以上にリターンがあるように、BizLibraryさんに精一杯サポートしていただいてます。

BizLibraryは僕も仕事場所としてよく利用している施設です。こちらとの協業で生まれたサービスなので、いまならここの施設会員権も付いてくるのでお得ですよ。

このサービスは、そもそも元々自己管理が得意な人や、自分を管理してくれる上司的がいる環境で働いている人には全くもって何の意味があるのか理解が得られない事が多いのだけど、刺さる人には「こういうサービスをずっと探してた!」と凄い勢いで喜んで貰える温度差があるのが面白いです。

最初からこのビジネスは成立すると確信してた

全く宣伝せず公開したランディングページに1日1人見られるかどうかくらいの状態から始めたサービスだけど、お陰様で早い時期から継続利用いただくお客さまに恵まれ、良いビジネスになってます。
個人の副業ではじめているサービスを、どこまで大きくできるかは未知数だけど、これからも大切に育てて行こうと思ってます。

僕はこのサービスを立ち上げる前から、これがお客さんに喜んでいただけ、ビジネスが成立すると確信に近い自信を持ってました。 なぜなら、僕の考えていた成功する副業の条件に合致していたからです。
刺さる人にぶっすり深く刺さるサービスなら、成立するに決まってます。最低限のSEOができていれば、サイトのアクセス数なんて関係ありません。規模はどうであれ、売れるものは絶対に売れます。

お陰様で小さなビジネスながらも順調にお客さまに恵まれ、自信から確信に変わったので、その理由を紹介します。あ、僕は松坂世代です。来年がんばれ。

成功する副業の条件

タスク管理パートナーは、まだまだ小さなサービスなので、事業規模的に「成功」と言ってしまうのは気が引ける気持ちはあるけど、おかげさまでビジネスとして続ける価値がある程度の利益は早い段階で達成できているので、ここでは胸を張って「成功!」と言ってしまいますね。

僕の考える、副業の成功に必要な条件は2つです。

条件1.
自分が欲しくても売っていないものを売る

「欲しくても売っていないもの」をスタートにする

何がほしいですか?
現代は大抵の物は何でも売っている世の中なので「欲しくても売っていないもの」は、なかなか見つかりません。

「欲しくても売っていないもの」を見つけるには、常日頃から自分の感性に注目し、何が足りないのか、何が欲しいのかに着目して生活しておく事が大切になるでしょう。

人生が完璧で全てに満たされた環境にある人は、なかなかいません。少なくともこの記事を読むような方はそうでしょう(笑) つまり、生活のどこかに解決したい課題があるはずです。その課題を解決する方法は、手軽にお金で解決できるものではないはずです。(もちろん手軽に解決できると物だったらさっさと解決しちゃいましょう)

しかし、一見解決し難い課題に見えても、内容と工夫次第ではお金で解決できるものになり得る事柄もきっとあるはずです。
これが自分にとっての「欲しくても売っていないもの」を元にしたビジネスアイデアになります。

「欲しくても売っていなかったもの」でもいける!

今の自分が欲しいけど、売っていない物は、なかなか見つかりません。
それならば昔の自分が欲しくても売っていなかった物ならどうでしょう?
幸い今は手に入れているけど、昔の自分が本当に欲しくてたまらなかった物ありませんか?
これが、今現在もあまり売っていないようなら、それです。

分かりやすい例では、アドバイザーやコンサルタント系の仕事をしている人が当てはまります。
これらの人は、過去の自分が解決したくても難しかったノウハウを、お客さんに伝える事をビジネスにしている事が多いです。(いまいちなものも多いけど……)

過去の自分が欲しかった物なら、必ずどこかに過去の自分と同じ人がいるはずです。これをまだ自分以外に持っている人が無さそうなら、売れる見込みは高くなりますし、過去の自分が喜ぶ商材を見つける事ができるのです。

自分が欲しくても見つからない物は、他の誰かが欲しがっている物の可能性が高い

僕自身を例にしましょうか。 「タスク管理パートナー」は、自己管理が苦手で、こんなのがあったら良いなと欲しくて仕方なかったけど、既存サービスでは見つからなかった、最高の自己管理のサポート方法を形にした物です。

ただ、自身が欲しかったけど、手に入らない物を生み出すのはなかなか難しいです。
だったら、それを手に入れている人と組んじゃいましょう。僕にとってはBizLibraryさんがそれにあたります。人との出会いが絡む部分は運が絡むけど、そこに意識を持っているかどうかで、必要なピースが見つかった時に、チャンスを逃さずに手に入れる事がきるはずです。

自分がユーザーとして欲しかった物なのでサービスの内容と価格設定もしやすい

僕の考える究極的な理想の自己管理方法は、リアルで年中無休で自分の行動を監視し、つねに良いコンデションをキープできる様に務めてくれる人がいる事です(これを自己管理と言うのかはさておき)。
ただ、これを実現させると、サービス価格がとんでもない金額になります(笑)

サービス内容を構築する上では、まずその究極の形からスタートし、僕自身がそれを利用するユーザーになる目線で「この内容のサービスなら毎月○万円出してでも喜んで利用したい」と思える所に落とし込める仕組みを作っていきました。

これだと、サービス内容の構築も価格設定もしやすいし、必ず自分以外でも欲しいと思っている人がいるはずです。確実に顧客は1人(自分自身)以上いるのです。

自分が顧客にならないビジネスをはじめるハンデは大きいです。0人と1人の差の大きさは、商売をしたことがある人ならだれもが分かるでしょう。

サービスの内容や価格設定を自分自身の感覚を元に、自信を持って行えます。マーケティング面のメリットは計り知れません。

条件2.
自分の特技の活かせる割合の大きいもの

欲しいもの、欲しかったものが見つかったけど、それを作って提供するにも、元手が必要です。
しかし、副業なので、リスクやコストは低い方が良いです。
この記事は、既に自分のご飯を食べる事ができる程度以上には本業での稼ぎがある人が対象なので、自身の仕事の分野では一定の技術も経験があることになります。

副業は出来るだけ少ない投資ではじめるのが一番です。自分の特技を活かせる物なら、リスクも少ないし、クオリティも上げやすくなります。

もちろん、自分が欲しい物でかつ、特技をそっくりそのまま活かす事のできる商材は、なかなか見つかりません。
自分の持っている力では足りない部分では、ある程度の資金もいるし、自分が足りない部分の力を持っている仲間と協業を行って補う事になります。

僕もこれまで自分自身で「タスク管理パートナー」の様なサービスを作り、運営した事はありません。当たり前ですが、僕の特技100%で作り出せるサービスなら、僕は別に今現在ユーザーとしてほしいとは思いませんし、サービスの核となる部分は完全に他力本願です(笑)

しかし、その下地となる行動管理や自己啓発の知識や体験の積み重ね、ウェブサイトを作る技術、物を売る経験は既にあるので、サービスを構築、運営する面でのアドバンテージは大きいのはもちろんの事、コストも小さく済みます。

絶対に保証されているリターンがある

何より見逃せないのでが、これまで身につけた特技を活かした副業であれば、そのビジネスを通して得る知識、技術、経験は本業でも活きるのは確定してます。

僕自身は本業のデザイナーとしての仕事を気に入っているので、これからもメインはこちらで行きたいと考えてます。
タスク管理パートナーを通して得られるのは、その売上によるお金だけでなく、新しい知識、技術、経験も得難い物になります。これは間違いなく本業のデザイナーとしての活動にもプラスになります。

ねーねー、お客さんお客さんー♪ 自分で企画立案してビジネスを回せるデザイナーって結構魅力的でしょ? でしょ、でしょ? 大石の本業の方も、ぜひご贔屓によろしく!(笑)

サービスによって、特技を活かせる割合は異なるけど、出来るだけ活かせる割合の高い副業にすることが肝心です。そうすれば低コストで良質なサービス作りにつながります。 この経験をしている時点で、かなりダイレクトに本業にもプラスになるはずです。

ぶっちゃけた話、僕はこうやって自分のブログで記事にすることで、本業、副業双方にメリットがある事を狙ってます。工夫次第で副業を行うことによる本業へのリターンは相当大きくなるはずです。

だれの特技でもきっと活かせる

「大石は元々サイト作りとかできるから成立したんでしょ」と思われたくないので念のため、タスク管理パートナーのメイン業務を行うBizLibraryの福岡さんに置いても、自身の特技を活かしたものになっている事を紹介します。

  • 図書館司書としての職能から、情報収集と物事の整理整頓に長けている。
  • コワーキングスペースを個人で起業、運営する中で、様々なビジネスに関わる利用者との交流に長けているので、他者のビジネスをサポートするツボを心得ている
  • 時間通りに行動するのが元々得意

特技を活かし、副業を通した相乗効果で本業も更に良くする仕組みは、誰でもかならず作れるはずと思ってます。

「好きを仕事に」「特技を仕事に」でビジネスをスタートしてはいけない

「好きを仕事に」だけでは商売が成立しない

よく「自分が好きなことを仕事にしよう」的な事が言われるけど、僕はこれをスタートに動かない方が良いと考えてます。(もちろんきちんと練られた"好きを仕事に“もあることは知ってますよ)

雑な例え話になるけど、音楽を聴くのが好きな人がいたとします。
その人が自分の好きな事を副業にしようと、安易に音楽CDの販売業をはじめるとします。今時ならネットショップを開くか、Amazonやヤフオク、メルカリで販売する事になるでしょうか。手軽にはじめるなら、中古CDショップやフリマで安く買って、ネットで売って利ざやを取る「せどり」もありそうですね。

しかし、この副業の成功率は低いでしょう。なぜなら、その人が好きな事は自分が好きな音楽を聴く事であって、CDを売ることではありません。
中にはプレミアがついて高値で売れるCDもあるでしょうが、大部分の商品の利益は微々たる物です。
プレミアがつくCDも、別に自分が好きな音楽であるとは限りません。

もちろん今は音楽CDが売れない世の中なので、漠然と好きなだけで始めるのは危険すぎます。
音楽CDは一般的に「欲しくても売っていないもの」ではありません。同業のライバルも多いし、近年はネットを通して安価・無料で音楽を聴く手段も充実してます、売上を上げるには相当の努力と工夫が必要なのは明らかです。

好きなものをベースにビジネスをはじめても、そこで売上を上げるには自分の好きな物からはかけ離れれていきがちで、しかも儲からない
「好きなことだから頑張れる」とは言うけど、好きからかけ離れた事に忙殺される中、やがて頑張りにも限度が来るし、そもそもやる意味がありません。

副業と言えどもビジネスなので、やるからには利益を出したいです。 好きなことを安易に副業にしても、そこがお金を生むかどうかは、かなり不透明と言えます。

「好きを仕事に」するのはとても素敵な事に見えるけど、そこから安易にスタートしてビジネスを作ると、歪な物になりやすいです。

「特技を仕事に」からスタートするのは順序が逆

「好きを仕事に」にと似てるものに「特技を仕事に」があります。特技があったほうがお金にはなりやすそうですよね。 実際、めぼしい特技がないと自分のことを評価してる人は、学校に行ったり資格を取ったりして、特技を身につけようとします。

もちろん、義務教育が終わり、はじめての就職に向かって専門学校等に行って特技を身につけるのは間違ってません。だけど、この記事の対象となる、すでに特技をもっている人にとって、副業のためにあらたな特技を身につけるのは、スピード的に遅いし、順序的にも逆になるのではないでしょうか。

例えば、僕にとってのデザイナーとしての本業は、とても幸いなことに「好きなこと」でかつ「得意なこと」なので、仕事は成立させやすいです。
ただ、これを起点にビジネスをしようとすると、順序がおかしくなります。デサイン技術と経験を活かして、クラウドソージングとかで新しくロゴ制作の仕事でも請けちゃいます?(笑) ……けど、これって本業の延長線上のアルバイトと一緒ですよねぇ。

あくまで特技は目的達成のための道具でしかありません。紙を早く綺麗に切りたいからハサミを使うのであって、ハサミを使うために紙を切るのではありません。この順序が逆になると、ビジネスは成立しません。

特技が活かせる物であったほうが、副業をはじめるのコストとリスクは下がるけど、最初から特技をベースに物を考えると上手く行かないでしょう。 「好きを仕事に」「特技を仕事に」に共通するのは、その時点では自分独りよがりなもので、その先にお客さんがいるかどうか不透明なことです。これで成功するには運の要素が強すぎます。

お客さんが存在すると分かっている所に、自分の特技を活かした良いサービスを提供する事が肝心です。

少なくとも「自分が欲しいもの・欲しかったもの」であれば、確実にお客さんは1人いるところから始まるわけです。このメリットの大きさは何度言葉にしても言い尽くせないです。

新しくビジネスを作り、成功率を上げる2つの条件、まとめるとこんな感じです。

副業の成功率を上げる条件 メリット
1.自分が欲しくても売っていないものを売る 確実性の高いマーケティング
2.自分の特技の活かせる割合の大きいもの コストを抑え、クオリティを上げられる

アフィリエイトサイト運営でも、条件が合うならアリ

今時、ネットで目にする定番の副業と言えば、アフィリエイトサイトですよね。

アフィリエイトに関しては、色々ネガティブな話も言われるけど、僕はこれは条件が合えばアリだと思っています。もちろん無責任に情報を切り貼りしたりパクリばかりのサイトはだめです。ネットにゴミを散らかさないでください(笑)

ただ、「自分が欲しかったものを売る」や「特技を活かせるもの」にあてはまる、役に立つ情報を公開して、そこからアフィリエイト収入を得るサイトを運営する事は、本当に良い副業だと思ってます。 応用も効きやすく、これほど多くの人にマッチする商売は無いとさえ思ってます。

たとえば、好きな音楽を聴くのが好きな人は、きっと新しい素敵な音楽との出会いが欲しくてたまらないはずです。そんな自分自身に向けて作られたサイトなら、きっと同じく素敵な音楽を求めている人を呼び寄せ、役立つ情報を届ける事ができるはずです。その中で発生する収入は素晴らしいです。 何気に「自分自身がお金を使っている分野」ってのも成功にはかなり重要な要素と考えてますが、これはまたの機会に。

ぜひ多くの人が役立つ独自情報を公開して収入を得ることができるようになってほしいなと真に思います。

この記事も、きっとそういった類の良いものであるはず!(笑)

みんな、副業に挑戦しよう!

終身雇用の時代が終わり、多くの人が今のままで良いのだろうかと漠然とした不安に駆られています。
その不安を解決する方法のひとつが副業をはじめることです。
良い形ではじめる事でお金以外にも本業に活きる得難い知識、技術、経験を手にできる事は間違いありません。

しかし、いざはじめようにも、なかなかやることが一杯で、なかなか思い通りに物事を進める事が出来ないこともあるはずです。

そんな時は「タスク管理パートナー」の出番です!(笑)
本業、副業に限らずやりたい事は全てサポートして貰いつつ達成しゃちゃいましょう。 自分のベストパフォーマンスをキープするには、他人の力が必要だと感じたら、ぜひご相談くださいね。